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空冷のない生活 

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Text by さおま~

もうお気付きの方も多いかもしれませんが、私は現在空冷VWを所有していません。もちろん過去には数台の空冷VWに乗っていたこともあったのですが、諸事情により現在の愛車は'90 Golf Cabrioです。

Golfを選んだ理由は「家族で乗れる4シーターオープンが欲しいっ」という、実際にはGolfである必要すらない(探すと他にも結構あるんですよね、4シーターオープンって)VW Freakにあるまじき動機により、それまで乗っていた'68 Type-1を売却し、Golfを購入したのであります。

「それならType-1にもコンバチあるじゃん」というツッコミが入りそうですが、私は基本的に人間1人にクルマは1台という考えで、さらに私の場合、所有車=社用車でもあるので、極上コンバチなんて手に入れた日にはもったいなくて雨・雪の日には乗れずにまるで日常の足になりません。それに、個人的にType-1はコンバチよりもセダンのシルエットが好きだし・・・。

・・・で、その後はどうなったかといえば、エアコン付いてるし、パワステ付いてるし、ATでラクラクだし、屋根は電動だし、静かだし・・・と、まぁ空冷VWと比較するのもお門違いですが、メチャクチャ快適なのです。特に電動トップはとても良く、手動では煩わしい開閉作業がイージーにできるため天気のいい日には気楽に屋根を開けられます(トップを閉めたままのオープンのなんと多いことか・・・)。さらにGolfは他の現代のオープンの中ではフロントウィンドゥが立ち気味なので、開けたときの空の眺めがとても良いです。同じGolfでもGolf 3ではもっと閉鎖感があるでしょう。ハッキリ言って、Golf Cabrioはオススメ!です。

しかし・・・しかしですね、3つ子の魂なんとやらで、いざ空冷がなくなると「また空冷に乗りたい!」という気持ちが沸々と沸いてきます。よく過度の熱中者を「Junkie」と呼ぶことがありますが、空冷もまさしくそれと同じで、やはり一度空冷に手を染めた(?)人間は一般社会に復帰するのはムリらしいです。

特に禁断症状が出るのは全国各地のイベントに参加したときでしょうか。以前ならSwapMeetをくまなく廻り、お宝からジャンクパ-ツまで必死になって探していたものですが、空冷がないと探すものすらなく、ブースの前で一喜一憂している他のメンバーを冷静な顔で見つつも胸の中ではムラムラとした気持ちで、たまたま見つけた別に欲しくもないGolf Cabrioのミニチュアカーをムリして買って帰る・・・という精神衛生上、非常に良くない思いをします。また、クラブツーリングの時などでも、他のメンバーはもちろん空冷で参加しているのに自分だけ水冷というのは、どこか場違いな所に来てしまったみたいな気分にさせられて、ここでもまた欲求不満になってしまいます。

そんな私に転機が訪れたのは2002年春の「FLASH BUGS MEETING」でした。いつものように欲求不満な状態でSwapMeetのブースを眺めていた時、1本の(正確には4本ですが)ホイールが目に止まったのです。ポリッシュしてから暫く経過したものの、大磯ロングビーチに降り注ぐ太陽の光に鈍く輝くそのホイールは、ポルシェ純正リバースリムアロイ。イベントのムードのせいか、メンバーのあおりのせいか、同じくそのアロイに興味を示していた人を巻き込んで、30分後、空冷を所有していないにもかかわらず、私はその人と共にそれぞれ2本のアロイを手中に収めたのでした。コンディションの良いアロイの選択権を賭けて、大の大人が真剣にジャンケンしたあの光景を、傍で見守っていたメンバーは決して忘れることはないでしょう・・・?

あれから現在まで、いまだに空冷購入に至らず相変わらずGolfで走り回っていますが、念願の4.5Jアロイも手に入れ、プロジェクトは着々と進んでいます。イベントでは年式固有パーツは手が出せませんが、Type-1に狙いを絞ってパーツを眺めてます。空冷購入は所帯持ちVW Freakの常でなかなかハードルが高いのですが、ここまで来たら後には引けません。いつかきっと「空冷のない生活」から脱出すべく、私は今日もせっせと仕事を片付けていくのでありました。

しかし、Type-1からGolfに乗り換えた時の、ヨメさんの両親やVWに興味のない友人などの反応は総じて良かったのは微妙な心境にさせてくれますね。これでまた空冷に戻ったら何を言われることやら・・・。

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